2018年08月23日

琥珀の金継ぎ

知り合いの彫刻家から琥珀(木の樹液の化石)を金継ぎするという珍しい仕事の依頼がありました。

 

かなり割れが深く時間がなかったので今回は割れを漆ではなくパテで埋めました。

パテは深い割れをあっという間に埋められて非常に便利なものだと知りました。手に持った画像をご覧いただければかなり大きな琥珀だとわかると思います。

 

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パテで割れを埋めたら後は陶器の金継ぎと工程は同じです。黒漆を塗り、金粉の発色を良くするために朱漆を塗って金粉を蒔きます。

 

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福島県二本松市出身、メキシコ在住の彫刻家保住將文氏の展示会は銀座の中和ギャラリーにて今月27日から開催されます。金継ぎをした琥珀も作品として出品予定です。どんな作品になるのか楽しみです。

 

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